28歳品出しアルバイトの奮闘記

スーパーの売り場から見える世界

業種と業態の違いは?何を売るかの分類が「業種」どう売るかの分類が「業態」【品出しアルバイトの職務理解】

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小売業に関する書籍を読んでいるとしばしば出会うのが「業種」「業態」という言葉。何気なく使う言葉ではあるものの、いざ「違いは?」と聞かれると難しい。日常生活で使う程度であれば問題ないが、販売士検定の勉強をしていくには、こうした基本的な言葉の違いを押さえておく必要がある。

業種と業態の違い

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何を売るかの分類が「業種」

業種とは、扱う商品の種類で分類したものを意味する。すなわち、「何を売るか?」による分類となる。業種の例としては、魚屋、肉屋、花屋などが考えられる。

※なお、ここでは小売業をテーマにして書いているが、一般的な業種を把握したい場合、経産省の定義する業種分類一覧を参考にするのも良い。下記参照。

参考:総務省|統計基準・統計分類|日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)−目次

どう売るかの分類が「業態」

業態とは、販売方法や経営戦略などによる分類を意味する。すなわち、「どう売るか」による分類となる。業態の例としては、スーパーマーケット、スーパーセンター、ドラッグストアなどが考えられる。小売業における代表的な業態例については下記の記事で書いた内容が参考になる。

業種から業態(開発)への流れ

業種と業態、概念として古いのは「業種」で、「業態」の概念は新たに生まれたものである。消費者は元来、「八百屋」「魚屋」「肉屋」など各業種のお店を回り、日常生活に必要な商品を購入していた。

しかしながら、現在は、そうした単体の商品カテゴリを扱うお店では、消費者のニーズを満たすことが難しくなった。この理由としては、消費者ニーズの多様化、また、消費者が複数のお店をゆっくりと買い回る時間が無くなっていることなどが考えられる。

八百屋、魚屋、肉屋で扱う商品をワンストップで購入できるようにしたスーパーマーケットという業態の誕生、さらに衣食住全てをフルラインで購入できるようにしたスーパーセンター。衣食住だけでなく「遊」などの要素も取り入れた、商業施設としてのショッピングセンターなど。その時代のニーズにあった業態が開発されてきた。今後も、時代のニーズに合わせて新たな業態が開発されていく。

おわりに

何を売るか?の分類が「業種」、どう売るか?の分類が「業態」。商環境に身を置く一人としては、時代の潮流をしっかりと感じ、把握しながら柔軟に変化していきたい。また、消費者としては、多様な業種・業態を知り、賢く利用していきたいと思う。